パーフェクション真鍮タンク内コート(シール)
パーフェクションのストーブに使用されているタンクについてですが、一番新しいものにはステンレスが使用されましたが、それはほんの数年間だけで、その50年~60年くらい前からはずっと鉄製でした。
では、もっと前は何かというと真鍮製で模様が入っていないものです。
さらに古くなると、菊の花のような模様が入った真鍮製なのです。
現在、パーフェクションのストーブを保有している方の9割以上が鉄製のタンクだから不思議に思われるかもしれませんが、真鍮のタンクは亀裂が生じて灯油漏れを起こしますので、タンクだけ新しく鉄製に交換されているのです。
写真のタンクはアメリカから購入したもので、長く使用されていなかったらしく亀裂はありませんでした。
洗浄と錆落としをした後の内部の写真がこちらです。
経年劣化が凄いです。
でも、穴が開いたり亀裂が発生する前なので良かったです。
今回も最強のコート剤である、ワコーズのタンクライナーでタンク内をコートして今後100年以上安心して使える状態にします。
コート剤は安くはありませんが、この希少なタンクを保護するためなので決して高くはありません。
日本国内では、探しても真鍮製のタンクだけ購入することはできないと思います。
こちらが1回目のコートの状態です。
2重底のようになっているから、上の方が不十分ですね。
でも、本来のタンク部分である下側はコートされているようなので、この状態でも50~60年は大丈夫だと思います。
しかし、目指すのは末代まで使えるアンティークストーブなので、もう1回コートします。
今度は、2重底の上の段までコート出来るように2倍の量を使用しました。
きちんとコートされましたね。
これで安心です!
今現在で製造から100年くらいですが、今後100年~200年は使用できると思います(^^♪