日本船燈 ボートランプ1型洗浄編
再生の開始ですが、まず最初は分解して洗浄です。
中性洗剤とスポンジで汚れを落としました。
一番苦労したのは、芯が刺さっている口金という部分と油つぼというタンク部分の分離です。
ネットで検索しても、ボートランプ1型の芯交換という画像が無いし、SNSで聞いても誰も知らないようでした。
仕方がないので、日本船燈に問い合わせて取扱説明書の入手方法を教えてほしい旨メールで送ったのですが、すぐには回答が来ませんでした。
どう考えても引っこ抜く以外に方法が無いと結論付けて、一か八か力技を使いましたがなかなか動きませんでした。
古い油が固着していたので、本来外れてはいけない爪が伸びて傘の部分が外れてしまいましたが、最終的には引っこ抜くことが出来ました♪
経年劣化の変色と緑青が見えるでしょうか?
これが、本来は外さない傘の部分です。
真ん中に見える歯車で芯を上げ下げできるようです。
ここからは作業に没頭してしまい、途中の写真を撮っていませんが
1 錆取り剤(ラストリムーバー)を水で2倍に薄めてどぶ付けして錆取り30分間
2 錆取り剤の酸を水で洗い流す。
3 中和を兼ねてアルカリ性のオキシクリーンでどぶ付けして油落とし30分間。
4 オキシクリーンを落とすために水洗い。
終了したものがこちらです。
酸性の錆取り剤を使うので、緑青は綺麗になくなりますが全体的に赤みがかってしまうのは仕方ありません。
新品とは程遠い感じではありますが、これを磨くと真鍮本来の輝きを取り戻せるのです。
結構時間がかかると思いますが、次回は研磨編となります。