極kiwami

こだわりの塊という性格がこだわって、調べぬいて納得した逸品を時々紹介します。

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窓(サッシ)の考え方

まず素材についてですが

アルミサッシ、アルミ樹脂複合サッシ、樹脂サッシの3種類があります。

一般的にまあまあ信頼できる工務店でも標準仕様は、

LIXILサーモスⅡ-HやYKK APのエピソードNEOというアルミと樹脂の複合サッシ(どちらもLow-E複層ガラス)で熱還流率2.33W/(㎡/K)以下相当すが、どちらもお勧めは出来ません。

 

熱還流率の数値が悪いからではなく、根本的にアルミを使用したサッシは必ず家の内部で結露して柱を侵食するからです。

 

結論を言うと、お勧めできるのは樹脂サッシ一択です。

樹脂サッシの一番の特徴と言えるのが、断熱性の高さ。これは、樹脂そのものが熱を伝えにくい材質であることが理由となっています。

アルミに比べると熱伝導率が約1000分の1と非常に低く、この点でも樹脂サッシの方が遥かに優れていると言えるでしょう。

 

その次のメリットが、防音効果です。

樹脂サッシは気密性が優れており、外部の音が室内に侵入したり、家の中の音が外に漏れ出たりすることを防ぐため、断熱だけでなく遮音にも効果を発揮します。

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デメリットとしては、耐久性は現在の製品は問題ないレベルになっているので、アルミよりもフレームが太くなるのでやや重くなるところでしょうか?

でもそれは大したデメリットではないので、それよりも庶民的には値段かもしれませんね。アルミサッシの2倍、アルミ樹脂複合の1.5倍の金額ですからね。

 

確かに高くはなりますが、冷暖房のランニングコストに対する費用対効果が最も高いのがサッシ選びでもありますから、長い目で見れば元が取れるはずです。

 

アルミ樹脂複合サッシにも熱還流率がもっと低いLIXILサーモスXという製品がありますが駄目です!

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何故かというと上にも書いたように結露するからです。

ガラスを3重にして内部にガスを封入することにより熱還流率としては優れていますが、アルミを使用したサッシは必ず家の内部で結露して柱を侵食します。

 

サッシの種類として何度も言いますが樹脂サッシで決まりです。

YKK APのAPW330 ですね。APW430は費用対効果が低いです。

 

でも実は、窓の考え方で最も重要なのは

「窓の数を減らす」ということです。

本当に必要かどうかよくよく考えましょう!

 

明り取りが欲しいだけならば、「引き違い窓」

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ではなく「はめ殺しの窓」

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にしましょう。

断熱性・気密性が優れているし、見た目もお洒落です。

「滑り出し窓」という選択肢もあります。

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南側は冬の太陽熱を取り込むために吐き出し窓

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で良いのですが、

北側や東側西側は吐き出し窓にするとデメリットが大きいです。

本当に必要かどうか、しっかりと検討しましょう。

 

ではまた!