極kiwami

こだわりの塊という性格がこだわって、調べぬいて納得した逸品を時々紹介します。

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ヌバックレザーの鏡面加工

こんにちは、Kumaponです!(^^)

ヌバックレザー独特の風合いを楽しめるのは

最初だけで、みるみるうちに劣化します

ヌバックレザーを長持ちさせたければ

鏡面加工する必要があります。

そこで今回は、Danner Light Ⅱのヌバックを

鏡面加工する方法を紹介します。

用意するものは、馬毛ブラシ

コロニル社製品の、ナノコンプリート

ヌバックローション

アクティブレザーワックス

*汚れている場合はまず汚れ落としから初めて下さい。

ナノコンプリートを靴のアッパー部(コーデュラナイロン+ヌバック)に吹き付けます。

(ナノコンプリートは主に靴の内部に浸透した汗の汚れや雑菌類などをナノ分子レベルの成分によって浮かび上がらせ分解する効果があります。少ないですが栄養成分もあります、そして防水成分が多く入っています、洗浄効果があるので 一番先にこれを使います 泡状なので やや飛び散る事があります。ナノコンプリートは ゴアテクスや化繊対応の商品ですので 化繊使いのレザー靴には便利です。)

ナノコンプリートを吹き付けたら、馬毛ブラシで均等に塗りこんでください、そして塗り込んだら、泡が消えるまで放置します。液体がソールやラバー等に垂れてくるので、この部分だけは雑巾で拭き取ります

泡が消えたら、湿った状態で ヌバックローションを革の部分に 薄く塗り込みます、こちらは液体です、ポンポンと叩きながら液体を出し、塗りこんでいきましょう。 (ヌバックローションは、紫外線の影響などで色落ちしたヌバック革の色彩に深みを与え革の耐久性を高め、キズや摩擦、紫外線から守る効果があります。)

ローションを塗り終わったら、湿った状態で、アクティブレザーワックスを塗ります、指にワックスを取り、革に薄く塗って 塗りこんでいきます。最初は多く入りやすいので、出来るだけ 薄く塗り込みます、それが終わったら 馬毛ブラシで均等に馴染ませ、少し放置します、(安定させる為に、約20分くらい) (アクティブレザーワックスは、スムースレザー、オイルレザー及びオイルヌバック製登山靴用保革・防水ワックスです。オリーブオイルや天然ワックスが皮革繊維に潤いを与え、しなやかな状態を保ちます。定期的に使用することで耐久性と防水効果を与え、カビの発生を予防します。)

WAXが馴染んだら、手や指の皮膚を使い、磨き込みをします。摩擦熱と体温でワックス成分を融かしながら定着させていきます。WAXのベタベタ感が取れるまで磨きましょう。

ベタベタ感が取れたら、1~2日 日陰で乾燥させます。これで初回の行程は終了です。

乾燥が終わったら、もう一度 手で磨きを軽く掛けて2回目の行程に入ります、 2回目の行程は、WAXからで、指に取り、革に薄く塗り込み、馬毛ブラシで馴染ませ、手で磨き、1~2日乾燥させます。これで2回目の工程は終了です。

3回目の行程も2回目と同じで、手で軽く磨きを掛けて、WAXを指で革に薄く塗り込み、馬毛ブラシで馴染ませ、手で磨きます。 これが終わればヌバックレザーの鏡面加工は終了です。

⑨履いているうちに鏡面加工が曇ってきたら馬毛ブラシで磨きましょう。これで光沢が復活します。 もっと光沢が欲しい時は、アクティブレザーワックスを その部分に薄く塗りこんでから馬毛ブラシで磨きましょう。

手入れをすると 傷も付き難く もし付いても浅い物なら 通常の手順で消えます、深いと筋くらいは残る事もありますが 目立つほどでは無いと思います、

傷部分にはローションやワックスを少しだけ余分に入れて 塗りこんでおくと 消えたり 薄くなります。

ちょっと最初は疲れるかも知れないけど長持ちしますよ。ソールの張替えはしますが 15年くらいは楽に持ちますので頑張って下さい。

最後に少し豆知識ですが 牛革の銀面(表面)をバフ研磨(ヤスリがけ)して起毛させて作られるのがヌバックレザー鹿革の銀面(表面)をバフ研磨(ヤスリがけ)して起毛させて作られるのがバックスキンバック(buck)は鹿のことです。 豚革の床面(裏面)をバフ研磨(ヤスリがけ)して起毛させて作られるのがスエードです。