極kiwami

こだわりの塊という性格がこだわって、調べぬいて納得した逸品を時々紹介します。

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カンブリアンランタン

カンブリアランタンとは、マイナーズランプのことで、マイナーズランプとは、マイナー(Miner)炭鉱などで働く鉱夫が使うランプの呼称です。

そして、ウエールズで開発されたのがこのマイナーズランプで、カンブリアというのはウエールズの古名なのです。

 

このランプが発明されるまでは、炭鉱内に充満したガスに、灯りとしていたロウソクの炎が引火して、度々爆発が起き多くの鉱夫が命を落としていたそうです。

 

マイナーズランプは石炭を採掘する炭鉱用として設計されたプロ仕様ランタンで、分厚い金属製の頑丈な構造をしており、可燃性ガスへの引火を防ぎ、水滴や風など外部要因で火が消えない仕様になっています。

 

ちなみにこの堅牢さから、マイナーズランプはオリンピックの聖火をギリシャから運ぶときに使われているランタンに採用されています。

 

炭鉱で使用されていたカンブリアランタンは、数社が製造していたようですが炭鉱の閉山後も贈答品として同じ様式のランタンを作り続けたのが

E.Thomas & Williams(イートーマス&ウィリアムス)社です。

 

マイナーズランタンと検索すると「JDバーフォード」というメーカーもヒットしますが、こちらは実際に炭鉱で使用された事はないようです。

 

JDバーフォードは、炭鉱が閉山されてからインテリア用に製造を始めた会社なのですね。

 

E.Thomas & Williamよりはリーズナブルなので、キャンプやインテリアには良さそうですね。