マイナーズランプ(カンブリアンタンタン)
マイナーズランプとは、文字どおり「マイナー(炭鉱夫)」のランプという事で、炭鉱のトンネル内で石炭の掘削作業の照明に使用されたランタンの事です。
上の写真は、レプリカを製造販売しているJDバーフォード社製マイナーズランプとホックリー&ライムライト社製のマイナーズランプです。
1800年代から実際の炭鉱で使用されていたものと、ほぼ同じものを作り続けていたのが
E .THOMAS & WILLIAMS 社だったのですが、数年前に廃業したようで、新品を購入するのは難しくなってきたようです。
レプリカと本物の大きな違いは、炭坑内に充満したガスに引火しないよう「炎が当たる上部分に金網が設置されている」というところです。この「金網が炎の熱を奪うことによってランプから排出される熱の温度をガスの発火点以下にさせ引火を防ぐ」というしくみです。
外観上は全く分からないところですが、本物かレプリカかというところはマニアとしては大きな違いなのです!!
次に、カンブリアンランタンの名前の由来ですが、イギリスのウェールズで開発されたのですが、ウェールズの古名がカンブリアでありカンブリアン地方などと呼ばれていることから、カンブリアンランタンと呼ばれるようになったのです。