極kiwami

こだわりの塊という性格がこだわって、調べぬいて納得した逸品を時々紹介します。

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ニッセン真鍮タンク内シール

真鍮のタンクに灯油を入れたままにしていると、数年でクラック(亀裂)が入って灯油が漏れ出すことになるので、バイクのタンク内をシールする「タンクライナー」でコーティングしました。

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少し高いから躊躇するかもしれませんが、2液性のエポキシ樹脂でタンク内をコーティングするものなので、一度乾燥して固まるとその後の収縮が無いのです。

一方、1液性の物は数年たって劣化すると収縮の可能性が有り、その物理的力のためにクラックが入ることが有るそうです。

 

何十年も前に製造中止になった、貴重な真鍮製のビンテージタンクを長く使うためには、少々の出費は仕方ありません。

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主剤の蓋を開けてまずは金属棒で泡立たないようにしっかりと混ぜて液状の状態に戻します。

というのは、底の方に沈殿物が固まっているからです。

2分ほどゆっくりとかき回すと抵抗感が無くなったので、付属の計量カップに48ml注ぎます。(タンク容量が3Lだから。)

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次に、硬化剤を12ml入れた計60mlをゆっくりとかき混ぜて混合します。

あまり長時間混ぜすぎると硬化し始めるので、1分ほどかき混ぜてからタンク内に流し込んで、底にまんべんなく行き渡るように回してから、側面にも行き渡るように斜めにして回しました。

 

2~3分ほどぐるぐると底から2/3くらいまで行き渡らせるイメージでゆっくり回してから、付属のシリンジ(注射器のようなもの)で残りを吸い出して乾燥させました。

 

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乾かしている間に、計量カップとシリンジは、ラッカー薄め液で洗浄して2回目に備えます。

 

灯油ストーブを電気ストーブで乾かしたのですが(笑)

触れなくなるほど熱くなる前に、1/4ずつ回転させて約4時間ほどで乾燥したので、2回目も同じ手順でやりました。

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翌日、完全乾燥した状態です。

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銀色にコーティングされたのが見えます。

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これで、ガソリン、灯油、溶剤等全てに耐えうるタンクが誕生しました(^^♪

 

逆に言うと、完全硬化後は剥がそうと思っても、剥がすことは不可能なのです。

それだけ強力だから高いんですね♪